昨年の秋にクラウドファンディングでスタートしましたこのノンブルノート「N」のプロジェクト。おかげさまで早くも1年経ちまして、第二刷ということになり、お約束の新色登場というタイミングになりました。
実は、8月にクラウドファンディングの支援者様にも公募でご参加いただき、新色会議をいたしました。
2時間余りも喧々諤々いたしまして、落ち着いた和の色から2配色ほど選び、そこからさらにチームで討議を重ね、ついに決定いたしました。
11月1日から出荷開始です!
なぜ「和」なのか?
5月に元号が「令和」になり、昭和からひとつ隔てて、また「和」が来た!と多くの方が思っていたと思います。わたくしも、やはり日本は「和」をもって貴しとなす国ですから、落ち着いて調和のとれた和の色はいいんじゃないかとぼんやり考えておりました。
それと、この1年間、男性のユーザーが少ないなーと感じていたこともあります。確かに明るくてかわいい色が多かったものですから、男性が普段から持ち歩くには、ぴったりの色がほとんどなかったのです。
少しトーンの抑え目な、渋い色なら、男性も手に取っていただけるのでは?そう思っておりました。
美味しそうな色:草餅×小豆(くさもちあずき)
1色目はこちらです。
草餅×小豆(くさもちあずき)と申します。
もうこの組み合わせは、美味しい和の食を想像させる色で。
ネーミングでちょっと迷いました。渋い緑色を何と呼ぶか?最近、世界的なブームの抹茶がいいのではと最初は思ったのですが、やはり少し沈んだ、しっとりしたこの色は、鶯もしくは草餅な感じだなと。
最終的に、小豆との最高のマリアージュ、草餅ということになりました。
シュッとした和色の神髄:濃藍×翡翠(のうらんひすい)
2色はこちら。
和の色といえば、やはり藍。藍染めは染めの基本のような気がいたします。
最初の話に戻りますが、今までは、表紙に明るめの色、裏表紙に濃い色のバイカラーというルールで配色を決めてきました。かわいいからいいんですけども、どうしても男性には使いにくいというお声を聞きました。
そこで、濃い色を表紙にという、チーム内の掟破りをやってみようということになりました。そこで藍色です。しかも濃いやつ。
落ち着いた大人の色ですので、男性にも女性にもお使いいただける色。
お相手は、萌黄色系の緑がいいということで、翡翠と名付けました。読み方ですが、「のうらん・ひすい」もしくは「こいあい・かわせみ」となります。どちらもなかなか粋ではないでしょうか。(手前味噌)
ということで、ノンブルノート「N」の新色、和の2色を、どうぞよろしくお願いいたします。