「N」なサイトについて

ノンブルノート「N」

ノウト代表の高木です。このウェブサイトを立ち上げたきっかけを少しお話させていただきます。

最初は欲望が渦巻いていました。

小さな会社がノンブル入りのノートを作って、さぁがんばって売らなければということで、公式サイトを立ち上げたわけですから、やはり基本的にはガンガン宣伝したいわけです。「N」のことばかり書きたいし、それで「N」を気に入ってくださった方にノンブルノートをお買い上げいただきたいというのがメーカーとしての本音です。

でも、文具ブームであったり、バレットジャーナルが人気であったりというこの状況において、手帳情報サイトとすれば、それってきっと本質的じゃないと思うようになりました。

一時的なムーブメントに流されて右往左往するのではなく、根本的なところをしっかりと支えないといけないなと。

つまり、「N」の使い方やTIPSだけを書くのではなく、おおもとの「書く」文化をもっともっと盛り上げるようなこと、ブームで終わらせないための情報発信をしなければならないと。

「書く」文化全体の裾野が広がらなければ、うちのような小さな所帯は、とうてい生き残れませんからね。(けっこう切実)

「書く」民になる。

それに乗っかって、少々大仰なことを申し上げれば、文具業界全体の夢である、「日本の文具をもっと世界に!」というスローガンを少しずつでも実現していくためには、われわれ日本人がどんどん「書く人」になるべきかと!

パソコンで仕事をする時代に、手書きの良さを世界に向けて語れるようになるべきではないかと思うのです。

というか、パソコン仕事こそ仕事!と思っていたらもうヤバいかも。だってそんなのAIにいつか取って代わられます。

人間しかできないこと、人間しかできない方法で、クリエイティブに仕事をするためのツール、それがあらためましての「ペンとノート」ではないでしょうか。

いや、もっと言えば、われわれ日本人には「筆と和紙」もありますね。漢字もある。まぁ、筆も漢字も中国の発明品ではありますが、日本人はそこからひらがなや筆ペンを作り出したわけです。

例えば海外イラスト系インスタグラマーの筆ペン率、すごいですよね。「書く」だけでなく「描く」文化にまで貢献しています。

そんなわけで、この20年いったんPCに主役の座こそ譲りましたが、再び「書く」ことが、クールでイケてることになるよう、われわれは大いに「書く」民でありたいのです。

すみません。あつくるしいことを申しまして。文具業界人の勝手な妄想です。

「書くことを楽しむ」情報サイトにしたい。

そうは言いましても、変な使命感や義務に駆られて書くのではちっともおもしろくありません。何でも楽しくてナンボです。

ということで、このサイトではノンブルノート「N」の情報に限らず、「書くことを楽しむ」ための情報であれば、他のメーカーさんの商品もよろこんで紹介させていただきます。

もちろん、イベントなどのお知らせも積極的にしていきたいと思っています。

ですから、掲載ご希望の情報などありましたら、どしどしお寄せください。「書くことを楽しむための情報かどうか」というゆるいフィルターだけで、判断いたします。よろしくお願いいたします。

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